無料で簿記3級

送料をマスターせよ!<仕入諸掛りと売上諸掛り> 【無料で簿記3級】

仕入諸掛り売上諸掛り

送料をマスターせよ!<仕入諸掛りと売上諸掛り> 【無料で簿記3級】

 

商品を送ったり、引き取った時には、必ず送料がかかりますよね?!

これについての会計処理は、簿記3級でよく問われます。

試験によく出る理由としては、送料って論点は、難しいわけではないけど、

問題文で読むと、なんかややこしく感じるからだと思います。

簿記3級も、資格試験という性質上、間違いやすい試験問題を作成しなきゃいけないから、わざと読解力試すような問題も作っているのかもしれません。。

一歩引いて見てみたら、簿記3級は、文章をゆっくり正確に読めているかという国語力を問われているようにも見えちゃいますよね!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
ママ、雑談長いよ~

ヒヨコのママ
ヒヨコのママ
早速本題に入っていくわよ!!

 

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送料に関する問題の全体像

簿記の論点にあたるときには、どういう論点があるか、全体像を把握してから、各論に入っていきましょう!

  1. 商品を仕入れるときに支払った送料など(引取費用仕入諸掛りといいます)
  2. 商品を売り上げたときに支払った送料など(発送費用売上諸掛りといいます)
  3. 仕入れた商品の送料が、相手負担の場合
  4. 売上げた商品の送料が、相手負担の場合

引取費用のことや、発送費用のことを『XX諸掛り』って書いていますが、諸掛りっていうのは、商品引き渡しに際してかかった費用の総称のことを言います!

諸掛り

商品を移動する際にかかる、様々な費用のことをいいます。

代表的には送料ですよね!

他にも、梱包するときに使用する箱なんかの費用もそうです。

こういったものをひっくるめて、『諸掛り』といいます!

 

『諸掛り』のポイント

ポイントとしては、下記となります。

①仕入れにかかった費用は、仕入れ原価の中に入れる!
②売上げにかかった費用は、経費として処理する!
③相手が負担してくれるものは、立替金を使用する!
(試験問題の指定で)立替金が使用できないときには、掛けで処理する!

これさえ覚えてもらったら大丈夫です。

それでは、一つずつ確認してきましょう!

 

<ケース①>商品を仕入れるときに支払った送料

仕入れるときにかかる諸掛りについては、注意ポイントは下記でしたね!

①仕入れにかかった費用は、仕入れ原価の中に入れる!

早速、設例で確認しましょう。

設例

ヒヨコちゃんはA商店からお米を100万円仕入れて、代金は掛けとしました。また、引取費用を現金で1万円支払いました。

 

回答

借方 金額 貸方 金額
仕入 1,010,000 買掛金 1,000,000
    現金 10,000
ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
100万円が仕入れになるんじゃなくて、送料1万円もあわせて101万円の仕入れって考えるんだね~

 

<ケース②>商品を売り上げたときに支払った送料

売り上げたときに支払った送料については、下記注意点がありましたね!

②売上げにかかった費用は、経費として処理する!

これも、設例で確認しましょう!

設例

ヒヨコちゃんは、B商店に野菜を50万円売上げて、代金は掛けとしました。また、発送にかかった費用1万円は現金で支払いました。

 

回答

借方 金額 貸方 金額
売掛金 500,000 売上 500,000
発送費 10,000 現金 10,000
ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
仕入の時と違って、発送にかかった費用は、費用として処理しているね!

売上の仕訳、発送のための費用の仕訳って、2つ違う仕訳する感じだね。

 

<ケース③>仕入れた商品の送料が、相手負担の場合

相手負担の場合、試験の問題に応じて、2種類の仕訳を使い分ける必要があります。

その際に知っておくポイントは、こちらです。

③相手が負担してくれるものは、立替金を使用する!
(試験問題の指定で)立替金が使用できないときには、掛けで処理する!

設例で確認しましょう!

設例

ヒヨコちゃんはC商店からお米を100万円仕入れて、代金は掛けとしました。また、引取費用の1万円は現金で立替払いしました。

 

回答

この、『立替払いしました』というのがキーワードですね。

この文言で、『本当は、送料は先方が払ってくれるものなんだけど、一旦立替えたんだ』という状況をイメージする必要があります。

私が、簿記は国語の問題、と思ったりするのはこういったところです!

回答例①

借方 金額 貸方 金額
仕入 1,000,000 買掛金 1,000,000
立替金 10,000 現金 10,000

 

上記が、通常行う仕訳になります。

また、試験では、『立替金』という勘定が使えないケースがあります。

その時の回答は下記になります。

回答例②

借方 金額 貸方 金額
仕入 1,000,000 買掛金 990,000
    現金 10,000

C商店という、1つの相手先に、
100万円を支払う義務、と
1万円を受け取れる権利
を持っていたので、それを、相殺して買掛金99万円(99万円支払う義務)とすることができる、ということです。

 

<ケース④>売上げた商品の送料が、相手負担の場合

相手負担の場合は、売上も仕入れとほとんど同じような考え方です!

③相手が負担してくれるものは、立替金を使用する!
(試験問題の指定で)立替金が使用できないときには、掛けで処理する!

設例で確認しましょう!

設例

ヒヨコちゃんは、D商店に野菜を50万円売上げて、代金は掛けとしました。また、発送にかかった費用1万円は現金で立替払いしました。

 

回答

ここも、『立替払いしました』というのがキーワードですね!

回答例①

借方 金額 貸方 金額
売掛金 500,000 売上 500,000
立替金 10,000 現金 10,000

 

上記が、通常行う仕訳になります。

また、仕入の時同様、試験では、『立替金』という勘定が使えないケースがあります。

その時の回答は下記になります。

回答例②

借方 金額 貸方 金額
売掛金 510,000 売上 500,000
    現金 10,000

D商店という、1つの相手先から、
50万円を受け取れる権利、と
1万円を受け取れる権利
を持っていたので、それを合計して、売掛金51万円(51万円受け取れる権利)とすることができる、ということです。

 

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
なんか、確かにややこしぃね~

ヒヨコのママ
ヒヨコのママ
話としては、難しいことはないんだけど、『こんなケースがある』っていう部分と、『こんな論点がある』っていう部分をしっかり頭に整理しておかないと、問題文にまどわされちゃうのよ~ 

 

まとめ

もう一度、送料という論点の全体像を見てみましょう!

  1. 商品を仕入れるときに支払った送料など(引取費用仕入諸掛りといいます)
  2. 商品を売り上げたときに支払った送料など(発送費用売上諸掛りといいます)
  3. 仕入れた商品の送料が、相手負担の場合
  4. 売上げた商品の送料が、相手負担の場合

また、上記論点を行う上でのポイントは下記です!

①仕入れにかかった費用は、仕入れ原価の中に入れる!
②売上げにかかった費用は、経費として処理する!
③相手が負担してくれるものは、立替金を使用する!
(試験問題の指定で)立替金が使用できないときには、掛けで処理する!

 

この中で、一番ひっかけ問題として出てくるのは、

仕入の時には、仕入原価の中に入れて、

売上の時には、送料は費用処理、売上は普通に売上処理する、

という、通常の送料が、仕入れと売上で処理が違う、という部分だと思います。

 

試験受ける人は、しっかり復習しておいてください!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
これぞ、『試験のための勉強』って感じよね!ちょっと細かいけど、しっかり押さえておいてください~